公開日時 : 2015年02月01日
キムチ
47歳。中間管理職。
すべてにおいて、平均以下。
そんな中の下おやじの妻には姉さんがいる。
そんなお義姉さんは、こちらが手土産を持ってくと、
喜んでくれる。
いらないものでも多分喜んでくれていると思うほど、
必ず喜んでくれる。
そんなお義姉さんに、今年のお正月
自分が食べてとても美味しかった。
ということで、妻がキムチを持っていった。
そのキムチをお義姉さんに渡すとき・・
密封されているキムチの袋が、
パンパンに膨らんでいる。
もう、破裂しそうにパンパンなのである。
「姉ちゃん・・これハイ・・」
「・・・」
「なんかパンパンだけど・・」
「ハイ。」
「これ大丈夫・・かな・・」
・・・
そんな妻の言葉に、
お義姉が・・
「・・・た・・たぶん・・・・・」
初めてなんか困っているお義姉さんの顔を見た気した。
今日、あるお店から、金目鯛の煮付けをお義姉さんに送ろうとしたとき、
フッとそのときの顔を思い出して、店の中で噴き出してしまった・・。
店員、キョトン顔である。