公開日時 : 2020年05月25日
精神を崩壊しかねない三叉神経痛の痛み
中の下おやじ改め、下の下おやじ、52歳。
そんな下の下おやじは、今、三叉神経痛という病に侵されている。
・・ただの神経痛でしょ?
と何度言われたことか・・
この三叉神経痛は、意外と厄介な病である。
簡単に説明すると、顔の感覚を脳に伝える神経が、三叉神経。
耳の裏あたりから、目、鼻、口の三方向へ神経が走っているそうである。
その神経のどこかと、血管が当たっていて、痛みを発生させているという病。
神経痛ではあるが、脳に原因があっておこる病気だそうである。
世界三大疼痛として、「心筋梗塞」、「尿路結石」、「群発頭痛」があります。
この痛みと匹敵すると言われているのが、「くも膜下出血」や「胆石」、「膵炎」。
そして、「三叉神経痛」だそうである。
痛みが原因で、うつ病になってしまう人もいるとか・・
下の下おやじは、そんな痛みと挌闘中である。
昨年、夏ごろに右目の裏側を、何本の束ねた針のようなもので、ブスリ!っとされたような痛みが・・
その痛みは、数秒から数十秒で治まるが、言葉が出ないほどの痛み。
病院嫌いの下の下おやじではあるが、耐えきれず眼科へ!
一通り検査を終え、診断の結果は、「右目に異常は全くありません」
「ただ、左目は、網膜剥離予備軍と、ちょっと緑内障が気になるね!」
「半年後に、もう一回検査しましょうね。」
・・えっ!
いやいや・・右目が痛いんだって!!
そのあと、すぐに耳鼻科へ。
先生曰く。
「副鼻腔炎かな・・」
「痛み止めの薬出しておくね。」
助かった・・
この痛みから、解放される。
と思い、痛み止めとして出された、「リリカ」。
飲んでも、飲んでも、痛みが治まらない!
何度も耳鼻科へ行くものの、「リリカ」の飲む量が増えるだけで、改善されず、CTを撮ることに。
結果、「んん~・・・異常はないね~」。
その後、2ヶ月程度過ぎたある日、痛みがかなりやわらぎ、そのまま痛みが治まりました。
いったい何だったんだ・・!
と思っていたのもつかの間・・。
今年2月に、再びあの痛みが!!
しかも、痛みが、前にも増して痛い!
頻度が多い!
そして、困ることに、物を食べる激痛が・・!!
もう、我慢の限界。
今回、下の下おやじは、脳神経外科へ。
そして、すぐにMRIを撮ってもらいました。
「じゃあ、1週間後に結果がわかるので・・。」
と言われ、漢方薬を処方されました。
この痛みを、漢方でどうしろと・・
と心で文句を言いながら、自宅へ。
当然痛みは全く治まらず・・
すると、翌日病院から電話が!
「今日、病院に来れますか?」
「予約はいらないので、早めに一度こちらへ来てください。」
・・俺・・ヤバイかも・・
と思いつつ、病院へ。
診察室に入り、先生から、「う~ん。脳は全く異常ないね。」
・・
・・
・・・で??
先生曰く、「症状からすると、群発頭痛もしくは、三叉神経痛だろうね」
「細かい症状から言えば、三叉神経痛の可能性が高いね。」
と言われました。
「テグレトール」という薬が効いたら、三叉神経痛とのことでした。
家に帰り、食後に薬を飲むと・・
あの・・あの痛みから解放~~~!!
もう、脳神経外科の院長先生が、天使・・いや、かなりお年を召されている方なので、老天使でしょうか・・。
ただ、この「テグレトール」というお薬。
肝・腎機能に悪影響が・・
つまり、副作用がかなりあるとのこと。
何回かに一度の採血を行うことに。
そして、病院へ行くたび、「γ-GTP」が上昇。
異常値に・・
薬を中断。
↓
激しい痛み再発。
↓
薬の再利用。
↓
血液の異常値。
↓
薬を中断。
↓
激しい痛み再発。
↓
薬の再利用。
↓
血液の異常値。
そんなことを繰り返していたある日。
先生が、「次回の結果によっては、手術しましょう!」
と先生からの発言。
え~~~!!
人間の体はとても不思議です。
手術をどうしてもしたくない私は、「γ-GTP」の数値を上げないため、痛みを我慢して薬を中断。
薬を飲んでいないのに・・
痛みが徐々に和らいでいき・・
そのうちに痛みが消えました。
手術にビビる私の体と私の脳!
たいしたものです。
あれから数か月。
また最近、ちょっと痛みを感じ始めている下の下である。